獲物の行方は
カラアゲくわえた白猫母さん。
ある位置にくると、ピタっと止まった。
そして獲物をくわえたまま、
そんな細い体で、どこから声が出ているんだろうかと
いうような、「ウルアアアウァン、ウルアァン」と、
何かを呼ぶ様に、腹の底から鳴いた。
まっ先に走ってきたのが、
お腹をすかしていた茶トラ白のチビスケ。
「お母ちゃんが、帰って来たあーーーーーー!!」
続いて、白チビスケが1匹。
白チビスケが2匹…3匹……。
お母さん「さあ、みんなで仲良く分けなさ……」
兄弟みんなで、大きなお肉を
仲良く分け合うと思いきや、
小さな体の茶トラ白が、
くわえて……
もの凄い勢いでダッシュ!
「あ、お兄ちゃん、ずーるーいーーー!」
「待ってよーー!!」
追いかける兄弟とともに、
母猫も茶トラ兄ちゃんを叱るかと思ったら……
お母さんは、これで私の務めはオワリよとばかりに、
毛繕いを始めていたのでした。
兄弟の中でも、強い者が勝つのですね…
厳しい自然界を垣間みた気がしました。
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